イタリア留学はじめに
折角のイタリア留学という貴重な経験を有意義なものにする為に。
出発前にこれだけは理解しておいて欲しい、と思う点を挙げてみたいと思います。
目標を持つ
語学留学にしても、専門学校への留学にしても、ただ漠然とイタリアへ行っただけでは、中途半端な結果しか得ることが出来ません。
イタリア出発前に、「イタリアでこれだけは達成させる」という目標を立てることをお奨めします。
長期の留学だと思っていても、特に目標も無く何となく過ごしていれば、気づけばあっという間に留学期間は終わってしまいます。
留学後にイタリア語検定1級を目指す、留学後はイタリアで就職する、など出来るだけ具体的な目標を立てましょう。
ハプニングには柔軟な姿勢で
外国での生活には、ハプニングがつきもの。
日本の常識では考えられない、又は予期できないことが起こることもしばしば。
そんな時、「日本では・・・なのに」、「日本ならこんなはずではないのに」という気持ちになることもあるでしょう。
が、ここはイタリア。
頭をやわらかくして、ハプニングも笑って飛ばせるくらいの余裕と、大らかな気持ちも時には必要です。
健康管理に気をつける
短期、長期に関わらず、外国での慣れない生活の中では唯でさえ体調を崩し勝ち。
健康なくしては、折角のイタリア留学の成功もないというもの。 イタリア留学期間中に大病をしない為にも、まずは出発前に健康診断を受けることをお奨めします。
また、歯の治療が必要な人、歯に不安がある人は、早めに全ての治療を終わらせておきましょう。
海外旅行傷害保険(留学保険)に加入していても、歯の治療に関しては、特約をつけない限り、保険がおりないのが通常です。
その為、歯科に掛かる費用は全額負担となり、大きな治療費が必要になる場合もあります。
私の場合、留学期間中に少し面倒な歯の治療が必要になってしまい、治療費として1000ユーロ、その当時のレートで全額約12万円が自己負担で必要になってしまいました。
このような例からも、可能であれば、歯科治療に掛かる費用を保険でカバーする特約をつけておく事も良いかもしれません。
帰国後のことも事前に考える
長期の留学だと思っていても、楽しいイタリア留学期間はあっという間に過ぎていきます。
イタリア留学後は日本に帰るのか、イタリアに残りたいのか(更に勉強を続ける?仕事をする?)、日本、もしくはイタリアで何をしたいのか、ある程度の計画は立てておくことは大事です。
目標があれば、それに向かって、イタリアで取れる資格や技術、出来ることも沢山あるはず。
留学前からイタリア語の基礎を身に付ける
イタリアに行きさえすれば、イタリア語がペラペラになるのか? それは大きな間違いです。
イタリア語が属するラテン語系の言語は、日本人にとって最も習得が難しいものの一つだと言われています。
予習もせず、ただイタリアに留学したからといって、イタリア語が上達するわけではありません。
語学学校へただ何となく通うだけでは、1年留学しても、中級レベルのイタリア語すら話せない、と言う人も多数いるのが現実です。
それをしっかり頭に入れて、イタリア出発前から、独学でも十分なイタリア語の予習をしておくのは、最低限必要です。
具体的には、文法は現在形から接続法まで、単語はイタリア基本単語集の重要単語2200語は頭に入れておくくらいの努力が必要でしょう。
イタリア語上達法のページにて、独学方法などについて説明しています。