イタリアのコンタクト・メガネ事情

視力が悪い方で、特にコンタクト・レンズを利用している場合、イタリアでも日本で買えるそれと同じコンタクトが買えるかどうか、というのは気になると思います。

コンタクト、メガネはどこで購入できるのか？

コンタクトやその備品、そしてメガネについては、イタリア語でOttica(オッティカ)と言って、メガネ屋さんで購入可能です。

イタリアでのコンタクト・メガネの購入に関しては、医師の処方箋は不要です。

ですので直接お店で、コンタクトやメガネの度数や、普段から使っているメーカーや商品名があればそれを知らせると、簡単に購入することが出来ます。

度数が分からない場合は、直接Otticaで計測してもらうことも出来ます。

ただ私の経験からすると、Otticaで測った度数は、お店に拠っても結構違うので、留学前に日本の眼科できちんと測定して貰う方が良いと思います(イタリアでも眼科に行けば計測は出来ますが)。

イタリアのOtticaでよく取り扱いのあるメーカーはと言えば、チバビジョン(スイスのメーカーで、ヨーロッパでは一番人気。現在はアルコンに吸収されました)、ジョンソン&ジョンソン、アルコンで、この他にメガネ屋さん独自の格安ブランドなどを置いているお店もあります。

メニコンは日本のメーカーの為、イタリアでは殆ど見かけません。

どのメーカーも短期装用タイプの、デイリー、2Week、マンスリーものの殆どは日本で販売のあるレンズと全く同じものが販売されており、商品名なども日本語記載があるものが多いです。

例えば私が使っている2週間装用タイプのアキュビュー・オアシスは、イタリアで定価25€(日本で¥2200~)、1Dayタイプのアキュビュー・トゥルーアイ30枚タイプは27€(日本で¥1800~)です。

イタリアでもお店に拠っては二つ以上の購入で割引が適用されたりしますが、それでも日本の方が安い場合が殆どなので、コンタクト本体は嵩張りませんし、日本でまとめ買いして持ってくる方がお得です。

ソフト・ハードとも日本より販売数はかなり少ないようです。

但し、チバビジョン、ジョンソン&ジョンソン、アルコンを中心に、一通りの品揃えはあります。

お値段はピンきりですが、1枚20€程度から数百€程度のものまであるとのこと。

チバビジョン、ジョンソン&ジョンソン、アルコンであれば、日本と同じものが購入できます(レニュー、オプティフリー、AOセプトなど)。

お値段は上記メーカーの場合、360MLで8€~程度です。

ちなみにメーカーものではなく、Otticaで作っているノーブランドのものは、500MLで6€~程度と少し安めです。

備品も日本の方が安いですが、さすがにこれは量が増えると重さがあるので、イタリアでの購入をお奨めします。

消毒液はイタリア語でSoluzione Detergente per le lenti(ソルッツィオーネ・デテルジェンテ・ペル・レ・レンティ)などと言います。

ブランド物のフレームなどは日本で購入するより通常安いです。

但しレンズは、質が良いもの、度が強いものなどは、日本で買うほうが断然安いです。

というのも、良質なレンズというのがSEIKOなどの日本製になるそうなので。

私は視力が大変悪い為(コンタクトの度数で両眼マイナス10とかなりの近眼)、通常のレンズでは厚みが出過ぎるため、度数が高くても薄手のもの、また傷が付きにくい加工、反射しにくい加工を求めます。

このような商品は、1枚200€程度とかなり高額でした。

近視がそれほど強くなく、薄手加工やその他の加工が必要ない場合は、1枚35€程度のレンズもあります。